人権教育講演会「全盲の僕が弁護士になった理由(わけ)」
トラブルなどに直面した時に大切なのは、諦めないという思いと信頼できるパートナーだと思います。
12歳で視力を失いながらも弁護士を志し、8年の苦学を経て司法試験に合格。町弁(町医者的弁護士)として深刻な悩みを抱える依頼者を支える大胡田誠さん。著書「全盲の僕が弁護士になった理由 あきらめない心の鍛え方」がドラマ化されたこともあり、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
弁護士経験の最初の6年間は、弁護士会が設立した公設事務所に勤務。障害や難病を抱えた方、貧困のために弁護士を雇えない方が
一歩を踏み出すお手伝いをする経験を重ねてこられました。また次の6年間で、日本で初めて全盲で弁護士になった竹下義樹さんのもとで、困難な事件を処理するスキルと決してあきらめない強い心を学ばれました。
どんな逆境にあっても人生を「楽しむ」ことをあきらめない大胡田さんは、プライベートでは全盲のパートナーと結婚し、子育てにも奮闘。弁護士業務の傍ら、各種講演やメディアへの出演も精力的に行い、困難と闘い、ハンディキャップに負けず明るく生きる秘訣についてなどをどなたにでもわかりやすく語ってくださいます。本講演は東京のおおごだ法律事務所からオンラインでご講演いただきます。
春は進級や進学、就職など、新たなスタートを切る方の多い季節です。小中学生を始め、若い世代の方々にも聞いていただきたい内容です。お子さまやお孫さんとご一緒にふるってご参加ください。
弁護士 大胡田 誠 さん
【講師プロフィール】
〇全盲で司法試験に合格した日本で3人目の弁護士
(2006年司法試験合格、2007年弁護士登録 )
〇1977年静岡県生まれ 慶応義塾大学大学院法務研究科修了
〇著書「全盲の僕が弁護士になった理由 あきらめない心の鍛え方」が 2014年、松坂桃李主演でドラマ化。
〇上記他著書、雑誌や新聞での記事掲載・寄稿多数。
〇日弁連 障がいのある人に対する差別を禁止する法律に関する特別部会 委員(2009年-)他、役職多数。
【日時】3月23日(土) 午後1時30分~3時
【会場】地域総合センター塚口 3階 集会室
【対象】尼崎市在住・在勤・在学の方
【定員】40名(先着順)
【申込】3月1日(金)よりお電話またはFAX、センター窓口にて受付けます。
※手話通訳が必要な方は申込時にお申し出ください。
2024/02/20