「中国のウイグルに対する人権問題を考える」

「中国のウイグルに対する人権問題を考える」

中国のウイグルに対する人権問題とは何か?
 現在、 中国で 「 新疆ウイグル自治区 」 と呼ばれる東トルキスタンは 、 2千年以上前から重要な商業文化の中心として栄え た 土地です 。
隣接する中国による侵略と独立を繰り返し、 1949年に強制的に中国に統合 。 昨年9月 、 国連人権高等弁務官事務所は 「 ウイグルで深刻な人権侵害が行われてきた 」 と指摘する報告書を公表 。 日本国内では 、 衆参両院がウイグルの人権侵害に懸念を示す決議を採択しましたが 、 日中関係に配慮して中国を名指しすることを避けるなど 、 慎重な態度をとっています

日本の人たち にも ウイグル民族が置かれた現実を知ってもらいたい
 ウイグル出身で、 神戸市に滞在しているバイユズ ・ マウランさんは 、 ウイグルで医師になり 、 技術を学ぶため日本に留学し就職しました 。 ウイグル問題に関するデモに参加したことで 、 自宅にいたずら電話がかかってくるようになり 、 トルコに移住したものの 、 中国との経済関係の影響もあり 、 3年前再来日しました 。
 現在も、 デモやチラシ配りなど啓発活動に参加 。 その様子はテレビや新聞各紙で取り上げられました 。 「 日本政府には 、 問題に正面から向き合ってウイグル族が安心して暮らせる場所を作ってほしい 」 と願い 、 「 日本の人たちにも 、 私たちの民族が置かれた現実を知ってもらいたい 」 と語ります 。


バイユズ・マウランさん
(日本ウイグル協会 在日ウイグル人)

ウイグルの問題を漫画に描いたら伝わりやすいんじゃないか
 ウイグルで深刻な人権弾圧が行われていることを知り、 一人でも多くの人に伝えたいという思いから 、 清水ともみさんは漫画に描き 、 発表しています 。 在日ウイグル人による実際の証言などを元に描かれた作品は 、 3年前にウェブ上で発表されるとすぐに反響を呼び書籍化 。 また 、 有志によって各国語に翻訳され 、 多くの海外メディアにも紹介されています 。
 今回の「 人権問題を考える 」 では 、 バイユズ ・ マウランさんにお越しいただき 、 質疑応答の形式で 、 清水ともみさんには Skype でご参加いただき 、 日本人としてウイグル問題について感じていることを語っていただきます 。


清水ともみさん(漫画家)

バイユズ・マウランさん、清水ともみさんへのご質問を受け付けます
3月13日 (月)~ 18日(土) の期間 、 お電話または FAX で 、 センターまでお寄せください 。
【 日 時 】 3月27日(月)午後1時30分~3時30分
【 会 場 】 地域総合センター塚口 3階 集会室
【 対 象 】 尼崎市在住 ・ 在勤 ・ 在学の方
【 定 員 】40名 先着順
【 申 込 】3月1日(水)よりお電話または FAX 、 センター窓口にて受付けます
※ 手話通訳者あり


50ポイント付与対象事業

2023/02/23