平和の祭典事業について

『 慰霊の日(6月23日・沖縄県)』

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昨年は戦後70周年、今年は市政100周年と迎える尼崎市では、昨年に引き続き本市が平和な町であることを祈って「平和の祭典」事業が各公共施設等で展開されます。

1945年6月23日は、沖縄戦の組織的戦闘が終結したことにちなんで、琉球政府及び沖縄県が定めた記念日です。1991年に沖縄県の自治体が休日条例で慰霊の日を地方限定の休日と定めています。毎年、この日には糸満市摩文仁の平和記念公園で沖縄全戦没者追悼式が行なわれます。

1945年4月1日にアメリカ軍の沖縄本島上陸によって開始された沖縄線は、第32軍司令官をはじめとする司令部が自決した日を持って組織的戦闘が終結したとされています。

1974年に制定された「沖縄県慰霊の日を定める条例」により、「我が県が、第二次世界大戦において多くの尊い生命、財産及び文化遺産を失った冷厳な歴史的事実にかんがみ、これを厳粛に受け止め、戦争による酸化が再び起こることのないよう、人類普遍の願いである恒久の平和を希求するとともに戦没者の霊を慰める(第1条)」、6月23日を「慰霊の日」と定めています。

1962年から、この日には沖縄県が主催する沖縄全戦没者慰霊祭が行なわれ、沖縄戦犠牲者の遺族やその子孫などが集まり、式典中の正午には黙祷が捧げられます。また、この日は沖縄県平和祈念資料館やひめゆり平和祈念資料館が入場無料となります。